【社会保険】年金の仕組み
- HIROAKI YANAGI
- 9月8日
- 読了時間: 3分
年金制度とは？
一般的に年金と言えば老後にもらえるお金を指しますが、
などについて解説します。
年金は主に３つのリスクに備える
年金には
老後に備える「老齢年金」
ケガに備える「障害年金」
死亡に備える「遺族年金」
があります。その内
２０歳以上６０歳未満のすべての人（主に自営業者、無職も含む）が加入する「国民年金（基礎年金）」
会社員、公務員が加入する「厚生年金」
の２種類があります。
年金は３階建て
前述の通り日本の公的年金は国民年金と厚生年金があります。
１階が国民年金、２階が厚生年金です。
厚生年金は国民年金の上乗せする形になっています。
ん？３階は？
３階部分とされるのは私的年金です。
個人型確定拠出年金（ｉＤｅＣｏ）が代表的で、企業型の確定拠出年金や確定給付企業年金などもあります。
主婦（主夫）や学生は保険料払うの？
配偶者が会社員の扶養に入られている主婦（主夫）の方は、配偶者の加入する年金制度が保険料を負担してくれるため、自己負担はありません。（第３号被保険者と言います）
学生でも２０歳以上であれば原則国民年金への加入が義務となっています。
在学中、経済的に保険料の納付が難しい場合「学生納付特例制度」を申請することで支払いを猶予されます。（１０年間）
あくまで猶予なので追納しないと将来の年金額に影響が出ます。
パートやアルバイトは？
パートやアルバイトは年収１３０万円以上になると配偶者の扶養から外れてしまい、国民年金（＋国民健康保険）に加入しなければなりません。
さらに
を超えると自身で（正確には勤務先で）厚生年金に加入する必要が出てきます。
これが年末の働き控えに繋がります。
老後の年金を始め保障が充実することはメリットですが、手取りが減ってしまうことはデメリットと言えます。
年金は自転車操業？
【社会保険】手取りを増やすって何？で触れていますが、会社員の場合月々のお給料から社会保険料が控除されています。
年金のイメージとして差し引かれた保険料は積立されていると感じますよね？
実際は今の年金受給者に支払われています。（賦課方式）
「若い世代が高齢者世代を支える」と言うと聞こえは良いですが、ここまで少子高齢化が進んでいるのにも関わらずこの様に説明しています。
年金制度は不足分を税金でカバーするから破綻しない
↓
その増税分の原資は国民が負担
↓
結局若者の負担が増えるだけ
つまり高齢者の年金水準は下げられないから、現役世代を増税するよと言うことです。
さらに世代が進むとより少子化が顕著になるため、ＮＩＳＡやｉＤｅＣｏの様な投資に減税を設けて、自分の老後資金は自分で用意しましょうと言う方針になりました。
将来困らないように働いているうちから資産形成しましょう！
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