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【社会保険】ねんきん定期便の見方

  将来受け取ることができる年金額を確認しよう

   ねんきん定期便とは


年金制度の理解を深めることを目的に、毎年誕生日に自身の年金記録を記載した「ねんきん定期便」が日本年金機構から発送されています。


ねんきん定期便を確認することで将来の年金額を把握し、老後のライフプラン設計に役立ちます。



この記事では初めてねんきん定期便を確認する方でもわかりやすいように解説します。



   とりあえずココ見ればOK


難しい事考えずに手っ取り早く確認したい方は、手紙が届いたらココだけチェックすれば金額だけはわかります。


なお35歳・45歳・59歳の年は封書で郵送され、50歳未満の方と50歳以上の方では内容が異なります。


50歳未満の方

日本年金機構 様式(サンプル)より
日本年金機構 様式(サンプル)より

50歳以上の方


日本年金機構 様式(サンプル)より
日本年金機構 様式(サンプル)より

   年金の平均受給額

【社会保険】年金の仕組みで詳しい解説をしていますが、年金には自営業者が加入する国民年金と会社員や公務員が加入する厚生年金があります。


国民年金   約5万6,000円/月

厚生年金   約14万5,000円/月

出典元:厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況


おおよそ平均年収400万円を40年間未納なく納めた計算です。

学生時代の未納がある場合や、長期間配偶者の扶養に入っていた場合はこれらよりも少なくなってしまいます。



   企業負担分の記載がない!?


給料から控除されている社会保険料ですが、実は天引きされている分と同じだけ会社が負担しています。(労使折半)

つまり人件費はお給料として支払っている以上に会社側は上乗せで負担しています。


それなのに最近まで企業負担分の記載がありませんでした。


申し訳程度に追記されました
申し訳程度に追記されました

日本年金機構の見解

「ねんきん定期便」の保険料納付額には、被保険者(ご本人)負担分の保険料の額を表示しており、事業主負担分は含まれておりません。これは、毎月の給与から控除されている厚生年金保険料の額をご本人に確認していただくためです。なお、厚生年金保険料については、被保険者(ご本人)と事業主で折半することとされており、被保険者(ご本人)負担分のほか、事業主も別途、同額を負担しています。(これらは、厚生年金保険給付や、被用者も含めて給付される基礎年金の原資に充てられています。)

 

基礎年金の原資に充てられています(いくらとは言っていない)


記載していると何か不都合があったのでしょうか?

非常に不安定な年金制度。ねんきん定期便を確認して将来に備えましょう!


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