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【火災保険】マンションの水ぬれ事例

更新日:4月30日

  水ぬれ事故 雨漏りとどう違うのか?

マンションや水まわりで起きやすい


  • マンションの上階で水ぬれが発生し天井にシミができた

  • お風呂の排水設備が壊れて床が水浸しになった

  • トイレの給水装置が壊れて詰まり、床や壁紙が濡れてしまった


主にこのような事故を「水ぬれ」と言い、火災保険では補償範囲となります。



   水ぬれとは何か

火災保険における水ぬれ事故とは


給排水設備の破損もしくは詰まりにより発生した漏水、放水等または他人の戸室で発生した漏水、放水等による水ぬれをいいます。(給排水設備自体に発生した破損は「破損・汚損等」の事故になります。)

と定義されています。

マンションやアパートの雨漏りは自然災害以外にも水ぬれによる損害の可能性があります。

一方、戸建ての雨漏りは自然災害による損害であれば火災保険の対象となります。

※詳細は雨漏りは対象?の記事を参照


一戸建ての水ぬれは水まわりの事故の可能性が高いと言えます。



  「給排水設備」とは具体的に何?

配管、タンク、設備です。


配管  水道管、給水管、排水管 など

タンク 給水タンク、貯水タンク(受水槽など含む) など

設備  給湯器、洗濯機、トイレの水洗設備、スプリンクラー など


が挙げられます。


   水災と何が違うのか?

よくあるご質問で「水災」との違いがあります。水災補償は


台風、暴風雨、豪雨等による洪水・高潮・土砂崩れ・落石等によって、床上浸水もしくは地盤面より45cmうぃ超える浸水を被った結果、対象に損害が発生した場合。

と定義されています。

嚙み砕くと水災とは自然災害による洪水被害のことです。




     実際の水ぬれの申請事例


天井のクロスが破けている
天井のクロスが破けている


こちらはご契約者様から実際に申請いただき、承認された事例です。

マンションの最上階で、「雨漏りで天井のクロスが破け、壁紙にもシミになっている」とご連絡をいただきました。


自然災害・水ぬれのどちらも補償対象の契約内容だった為、申請をお手伝いしました。






雨漏りの原因究明を業者さんに調査をお願いしたところ、屋上の排水設備に不備があったことが発覚しました。


排水設備が故障し、水が溜まっている
排水設備が故障し、水が溜まっている

溜まった雨水が階下のご契約者様宅に雨漏りのような形で浸水しておりました。

水ぬれ事故として承認され、ご申請通り【天井のクロスと壁紙の交換】が満額認定されました。


  申請の注意点

  • 契約内容が適用されるケースも補償されるかを確認する

  • ご自身や修理業者だけで判断せず、必ず保険会社・代理店に相談する


火災保険の契約内容では上記適用されるケースであったとしても「火災共済に加入」していたり、「火災のみ限定」などの特約を付けている場合は対象外となります。


特に火災共済(県民共済や全労済、農協など)は補償範囲が民間保険会社と異なるため、ご注意ください。


別記事でも注意喚起をしておりますが、悪徳業者の申請も急増しております。

申請の際には必ず保険会社の確認が入ります。

保険適用されるまで、工事契約はしないようにしましょう。



弊社のご契約者様は提携した修理業者のご紹介も行っております。

お気軽にお申し付けください。


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